2ntブログ

同人サークル「Segment-R」の活動紹介。何か同人ソフトを作るヒントが見つかるかも

リメイク銀英伝TV放映が終わった

CATEGORY雑記
今更なのですが、開始前に楽しみにしていたリメイク銀英伝の放映が終了しました。

と言っても、映画で地上派12話分に相当する3部作をやるらしいので、リメイクとしては折り返し地点に入ったと言えますが。

それにしても、まさかアスターテ会戦直前で「続きは映画で」をやるとは思わなかったw

前述の通り完全に終了したとは言えないので評価する段階ではないと思いますが、現時点での感想を挙げると、「興味深い」としか言えない感じでw

基本的に旧作で引っかかっていたいくつかの違和感が払拭されている感じはしていて、単に「旧作の絵を綺麗にしただけの物」にはなっていない点は特筆するべき点であると思います。

また上記に関連しますが、原作を尊重しつつ、よりリアリティを出そうとしている感じが見られ、そういう所が興味深いです。

特に、イゼルローン要塞攻略に関して、そもそも原作がかなりの無茶をしているわけですが、それをああいう形で解決したのは人によって好みが分かれるんだろうなと。

ぶっちゃけて言えば、新作は一人のランボーばりの潜入&戦闘能力を持つエリート兵の手腕に全てを委ねた形になっていて、ヤンの器の大きさは感じられても、あんまりヤンが活躍した感じにはなっていないわけです。憶測ですが、あの世界でもたれているヤンの英雄像の虚像っぷりを出したいという意図が制作に感じられます。

また、エリート兵の存在と神に近い洞察力を持つ将校の存在のどちらにリアリティがあるかというと、おそらく前者の方だと思われ、そういう判断もあったんだろうなと。

旧作に関しては、まず前段としてキルヒアイスのカストロプ動乱鎮圧に関してオリジナル描写を入れて、「ハードウェアに頼り切る事の危うさ」と「帝国側のシステムの腐敗具合」を視聴者に印象付けて、その上でイゼルローン攻略の描写に入り、ヤンの作戦に説得力を持たせていると。

イゼルローン攻略では、要塞に潜入させる前から潜入中、占拠時に至るまでの間、ヤンが外で色々な艦隊運用を画策し緊急性を増させて帝国軍のセキュリティを事実上無効化し、そうやってイゼルローン攻略を成功させているわけです。

ちなみに新作では動乱はイゼルローン攻略の後に入っており、描写もあっさり無理がなく、あくまでもキルヒアイスの戦術&艦隊運用能力の高さを表現した物になっています。

ちなみに原作では動乱は数行でしか表現されていない部分です。

こういう感じで、旧作のように原作のダイナミックな所を補助する形でオリジナルを入れていく作り方と、新作のように無理のある所は多少原作の勢いを削いででも補正していく作り方のどちらが好きかは、好みの問題なんだろうと思います。

ただ、個人的な好みを敢えて言わせてもらえれば、前者の作り方のほうが好みではあるのですがw


また、これも憶測ですが、原作は「一人の天才vsもう一人の天才」という構図をだったわけですが、新作は「一人の天才vs集団の団結」という構図にしたい制作者の意図があるように思えます。だから、あまりヤン一人の才覚に寄るような描写をしたくないんだろうなとw

ただ、映画はおそらくラインハルトが旧帝国勢力を排除する所までで終わり、帝国と同盟の対決まではやらないと思われ。そこから先やるかどうかは映画が商業的に成功するかどうかに掛かっており、その対決が見られるかどうか、気になる所です。

COMMENTS

0 Comments

There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply