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同人サークル「Segment-R」の活動紹介。何か同人ソフトを作るヒントが見つかるかも

褒め殺し(仮):サムライフラメンコ、の続き

CATEGORY雑記
秘密結社編から戦隊物編へいたる展開は荒唐無稽以外の何物でも無いのですが、戦隊物編の中では描写はやはり丁寧で、説得力を持たせようとする努力は感じるのです。では、なんでその丁寧さが展開では発揮されず、話を強引に切り替えるのか。

そう思った時に、一つの仮説が頭を過ぎったのです。

この展開自体が何かのアレンジやパロディーなのでは無いかと。

じゃあ、なんのパロディーなのかと考えた時に、自分の知っている特撮のタイトルを片っ端から思い出してみましたが、その中に、答えは見つかりませんでした。ていうか、ご当地ヒーロー->秘密結社->戦隊物と、日本のヒーロー物を包括するような流れで展開する特撮なんて、覚えがありません。

と、ここまで考えた時にさらに思いつきました。要するにこの作品って日本のヒーロー特撮物の歴史そのもののパロディーなのでは無いかと。


長くなりそうなので、折ります。


現代の路線に通じる日本のヒーロー物の歴史が始まったのは1950年後半、月光仮面や遊星王子が放映された辺りと言っていいでしょう。

もっとも戦前にもヒーローはいましたが、それらは戦争のプロパガンダに利用され、そして終戦と同時に闇に葬られてしまった感じです。

戦後まもなくのヒーローというのは、日本の統治政策もあったのかドラマと同じような流れで日本に輸入されて展開されました。例えば『スーパーマン』『怪傑ゾロ』『ターザン』辺りですね。

そこを『模倣して』日本のヒーローは構築された訳ですが、見よう見まねなので、どう作れば面白いとか、そういうのは手探りの状態で、今から見ると滑稽なものも数多くありました。これが、フラメンコの1クール前半に対応するのだろうと。


そして、手探りの努力を繰り返した結果、ゴジラやウルトラQ等の非ヒーロー的特撮作品を経て、日本のヒーロー物の代表作とも言える『ウルトラマン』や『仮面ライダー』等、日本人に受けやすく、ある程度大人の視聴にも耐え、オリジナリティーにあふれたヒーローが、この時期に展開し始めます。これが秘密結社が出てくるフラメンコの1クール目後半。


そして、それらは一旦行き止まりにハマります。ウルトラマンシリーズは徐々に人気が衰え、レオを最後に一旦終了します。仮面ライダーシリーズもストロンガーを最後に一旦シリーズが終了してしまいます。1975年頃です

そこでヒーロー物は落ち込むかとおもわれましたが、それらの流れを引き継ぐ形で、欧米でもあまり見られない画期的な発明が登場します。それが、ゴレンジャーを祖とする『戦隊物』です。

戦隊物は落ち込み掛けていたシングルのヒーロー物そのものにもふたたび力を与え、1980年辺りにはウルトラマンの新作と仮面ライダーの新作が発表され、さらに、そこからさらに宇宙刑事シリーズが登場し、ヒーロー物は活況を迎えます。

で、その後、ヒーロー物は1990年頃にまた下火になってしまうのですが……。と、ここまでがフラメンコの現状放映されている部分。


とまあ、勝手に符号を一致させてみましたw


あくまでも憶測の域で、本当にこんな意図があるのかに関しては具体的な証拠も何も無いですw
実際個人感では、今後は上記の流れとは全く無関係に、海外のヒーローと合流して、世界を舞台に話が展開するのでは無いかと思います。

ただ、このアニメに限らず、こういう事を勘ぐりながら作品を見ていくと、面白く見れる作品があるかもねw ということでw

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