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【まんがのかき方全百科まとめ】ストーリーのコツ

CATEGORY作法
前回の野球まんがの例と繋がるのですが、全百科では「『テーマからあらすじを考えストーリーを作る』という方法は一応構成持ったストーリーを作れるが、まんがにするには個性が十分に出ず不十分」とし、「ストーリー構成には作戦が必要」と述べています。

例えば前回の例は弱いチームをどう勝たせるかという話だったのですが、この「弱いチーム」というのをただ文章やセリフで弱いと表現しても面白くないし、また読者に伝わりにくいです。そこで全百科では「例えば幼稚園の野球チームと戦わせて弱ければ、分かりやすく表現できる」としています。

こういう対比による表現を全百科では「葛藤」「対立」と説明しています。この手法はいろいろな物語で多用されており、例えば金太郎が熊と相撲をして勝つなど昔話でも使われていたりします。

では、「努力をした」というのを表現するのはどうでしょうか? 先ほどの対立で考えると例えば「プロ野球選手よりも努力した」表現をする方法もありますが、全百科では別の方法も提示しています。

それは「努力した」の逆に「努力しない」あるいは「努力できない」のを表現するという方法で、「例えば怪我などのアクシデントで練習が出来ない状況から立ち直り、そこから努力を始めれば多くの人の共感を得られるだろう」と例を出しています。

物語はこのように対立を上手く使い読者をどうドキドキハラハラさせるかを念頭において構築していく必要がある、というわけです。


次回は、キャラクターについてまとめます。

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