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【まんがのかき方全百科まとめ】キャラクター

CATEGORY作法
前回までで一通り、全百科で説明されている筋書きの作り方についてまとめ終わりました。で、全百科ではそのあとキャラクター作りについての説明が入ります。

キャラクターとは物語に登場する人物の事であり、「どのキャラクターも同じような見た目や中身をしていたら読者が混乱してしまう。キャラクターの持つ個性を描き分けて、初めて物語は読者に理解できるものになる」と説明しています。

また、「キャラクターがきちんと定まっていれば、おのずとそのキャラクターの行動も決まってくる。逆にキャラクターの定まっていない物語はストーリーが決まりにくい」とも説明しています。

ここで全百科の主人公は疑問を呈します。「キャラクターなんか決まっていなくても、今まで説明されてきたストーリー構成の仕方を駆使すればストーリーは作れるのではないか」と。

そこで全百科では、「あらすじはそうであっても、具体的な話を作る時にどう作ればいいか迷うことになる」と説明してます。

以前「努力できない」ということを表現するという話があったと思いますが、具体的にどう努力できないかを考える時にキャラクターの個性が違うと、話も全く違う流れになる可能性があります。

例えば主人公キャラクターが貧乏な場合と金持ちの場合とでは、「貧乏で、学業とアルバイトと部活の両立が難しく、野球に対して努力出来ない」「金持ちで、親が野球をするのに反対するので努力できない」という風に、全然違う流れを作る事が出来てしまうわけです。

ここまで聞くと、「なら逆に、登場人物だけ決まっていればストーリー構成なんて考えなくても物語は作れるのではないか」と思う人もいるかも知れません。

確かにストーリー構成が無くても物語はどんどん進むかも知れませんが、しかし物語がどちらに行くのか分からない物になってしまいます。物語の行く先が作者にも分からないのに読者が理解するのは中々に難しいと思われます。

ストーリー構成とキャラクター、どちらが重要と言うことではなく、どちらも重要なわけです。

次回はキャラクターの作り方について全百科の内容をまとめます。

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