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【まんがのかき方全百科まとめ】まんがの種類とキャラクター

CATEGORY作法
前回、キャラクターの作り方についてまとめたのですが、作り方の説明のあと全百科の登場人物から「一口にキャラクターを作ると言っても、まんがの種類によって使えるキャラクターと使えないキャラクターがいるのではないか」という問題が提起されます。

それに対して全百科では「まんがの種類が重要なのではなく、そのキャラクターが作っているストーリーに合っているか合っていないかが重要である」と説明。シリアス漫画だから、ギャグ漫画だからこのキャラクターが使える使えないということではなくて、話(ストーリーや世界観)に合っているのなら漫画の種類は関係ないとしています。

つまり話に合っているのなら、例えばシリアス漫画にギャグ漫画の登場人物のようなキャラを出してもいいし、逆もまた然りというわけです。(ただし、そういうミスマッチな表現はハイレベルな技術が必要となるので、描き慣れない限りは無難な選択をした方がいいとも忠告しています)

さて、ではその「話に合ったキャラクター」というのはどうすれば作れるのでしょうか?

そこで注目されるべきなのは、物語中で起きる「事件」です。物語は事件とキャラクターとの関係・ぶつかり合いによって話が進みます。

例えばSFで、宇宙人が血液型A型の人間だけ殺していくという事件が発生する物語の場合、その登場人物の特徴で重要になるのは「血液型が何型か」という点であり、それ以外の要素、例えばハンサムであるとかチビであるとか頭が良いとかそういう特徴は二の次となってきます。

つまり、登場人物(特に主人公)が物語上の事件とどうぶつかっていくかを主軸にキャラクターを練っていけば良いということです。

また主人公以外の登場人物は、事件を追いかける主人公とどう接するか、あるいはどう衝突するかにも着目してキャラクターを練り上げると、主人公のキャラクター性を引き出すのに十分貢献します。


さて、ここまでで「まんがのかき方全百科」について、ストーリー作法に関しての内容をまとめ終わりました。ここから全百科ではいよいよ絵の描き方や表現テクニックの説明に入ります。

その内容もかなり濃く、具体的で、これから漫画を描く人には大いに参考になると思うのですが、私自身は絵を描いていないので、絵の描き方のまとめは省かせて頂きます。もし興味のある方は是非手にとって頂ければと。絶版されていますが、中古で2000~3000円程度でやりとりされているようです。


で、まとめていて改めて思ったのですが、よくもまあ、小学生向けの入門書にこんな内容をぶっこんだなとw 「読者を想定しろ」というのは基本中の基本とはいえ、描きたい物を描きたがっている子供に対してはかなりシビアな話だと思いますw

その分、大人になった今見ても勉強になったり再発見出来たりする部分もあり、とても有意義でした。現状のRPGの調整はもうちょっと続きそうですが、それでも夏前には次の制作が始められると思います。次は良い感じの話が作れればいいな……。

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